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第1章:Wordの基本の「き」

第1章:Wordの基本の「き」


この章では、Wordを初めて触る方が安心してスタートできるよう、最も基本的な操作に焦点を当てます。

一つ一つのステップを、ゆっくり、確実にマスターすることを目標とします。

1-1:Wordを起動してみよう

このセクションでは、まずWordをパソコン上で見つけて、開くまでの手順を学びます。

Wordの起動

①スタートメニューからの起動

Windowsのスタートボタン(通常は画面左下)を選択し、Wordアイコンを探しクリックします。

Windowsのスタートボタン
Windowsのスタートボタン
Windowsのスタートボタン
Windowsのスタートボタン

②デスクトップショートカットからの起動

もしデスクトップにWordのアイコンがある場合は、アイコンをクリックします。

ショートカット

③新規文書の作成

Wordが起動したときに表示される「新規」または「白紙の文書」を選択します。

「新規」または「白紙の文書」を選択します

Wordの画面構成の紹介

①リボン

画面上部の大きな帯状のメニュー(「ファイル」「ホーム」「挿入」など)があり、ここに色々なボタンがあります。

リボン

②カーソル(点滅する棒)

文字が入力される場所を示す「|」のような縦棒が点滅しています。ここから文字が書けます。

② カーソル(点滅する棒)

③ルーラー(目盛り)

画面の上と左にある定規のような目盛りがあります。文書の幅や位置を決めるのに使います。

ルーラー(目盛り)

④ステータスバー

画面下部に「〇ページ中〇ページ」「文字数〇」と表示されています。今、何ページ目を書いているかなどがわかります。

ステータスバー

⑤スクロールバー

画面の右側にある細長いバーです。画面を上下に動かすときに使います。

スクロールバー

まずはWordの画面に慣れることが大切です。色々なボタンがあっても、最初は気にしなくて大丈夫です。

1-2:文字を入力してみよう

キーボードを使って実際に文字を入力する練習をします。

練習1:自分の名前と簡単な挨拶

私の名前は〇〇です。

Wordの練習を始めました。

よろしくお願いします。

★文字入力のポイント

〇〇 の部分には、ご自身の名前を入れます。
ひらがな入力、漢字変換、Enterキーでの改行を練習します。

練習2:身近な話題

今日はとても良い天気です。

お散歩に行きたくなりますね。

文字入力のポイント

①日本語入力の確認

画面右下やタスクバーに表示される「A」や「あ」のアイコンを確認し、日本語入力モードになっていることを伝えます。なっていない場合の切り替え方は、「あ」のアイコンをクリックする、半角全角キーをクリックします。

日本語入力の確認

②漢字変換の基本

・ひらがなを入力後、スペースキーを押して漢字に変換します。

space

・複数の変換候補が出た場合の選び方は、再度スペースキーを押す、上下矢印キーで選択します。

複数の変換候補が出た場合の選び方

③ひらがな/カタカナ/英数字の入力切り替え

・F7キーでカタカナ、F8キーで半角カタカナ、F9キーで全角英数字、F10キーで半角英数字に変換できます。

・Shiftキーを押しながら文字を入力すると大文字になります。

1-3:入力した文字を修正してみよう

入力ミスは誰にでもあるものです。間違えた文字を直す方法を学びます。

練習1:誤字の修正

今日は、近くのスーパに行ってきました。

(「スーパ」を「スーパー」に修正する練習をします)

DeleteキーやBackspaceキーで文字を消し、正しい文字を挿入します。

練習2:文章の追加・削除

最近、読書にハマっています。

文字を追加します。

最近、面白い本を見つけて読書にハマっています。

文字の修正のポイント

①カーソルの移動

・マウスで修正したい場所をクリックしてカーソルを移動させます。

・矢印キー(方向キー)でカーソルを動かせます。

②文字の削除

・Deleteキー: カーソルの右側の文字を消す場合

・Backspaceキー: カーソルの左側の文字を消す場合

・どちらのキーも押している間、文字が消えます。

③文字の挿入

カーソルを移動した場所に文字を打ち込むと、既存の文字が後ろにずれて挿入されます。

④「元に戻す」「やり直し」機能

・画面左上の「元に戻す」(左向きの矢印)ボタンをクリックと、間違えた時に一つ前の状態に戻れます。

・「やり直し」(右向きの矢印)ボタンは、元に戻しすぎた時に使います。

「元に戻す」「やり直し」機能

修正機能はとても大切です。もし間違えてもすぐに戻せるので、色々と試してみてください。

1-4:文書を保存してみよう

せっかく作成した文書をなくさないために、保存の仕方を学びます。

保存する文書のファイル名を考えます。

ファイル名 例1

私の初めてのWord文書

ファイル名 例2

Word練習_2025年7月9日

日付を入れることで、いつ作成した文書かが分かりやすくなります。

文書の保存のポイント

①「ファイル」タブから「名前を付けて保存」

リボンメニューの「ファイル」タブをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。

「ファイル」タブ
「名前を付けて保存」

②保存場所の選択

・「PC」や「参照」をクリックして、パソコン内のフォルダ(「ドキュメント」フォルダ等)を選びます。

・迷ったときは「ドキュメント」フォルダに保存します。

「参照」
「ドキュメント」

③ファイル名の入力

「ファイル名」の欄に分かりやすい名前(例:「私の初めてのWord文書」)を入力します。

・日付を入れるといつ作ったかわかりやすくなります。

ファイル名の入力

④「保存」ボタンのクリック

最後に「保存」ボタンをクリックして保存完了です。

「保存」ボタンのクリック

⑤上書き保存の概念

一度保存した後、内容を少し変更した場合に、再度保存する時は「上書き保存」を選びます。

文書を保存することは、作ったものをなくさないために最も大切なことです。こまめに保存しましょう。

1-5:保存した文書を開いてみよう

保存した文書を後から再び開いて、作業を再開する方法を学びます。

保存した文書を開くのポイント

①Word起動後からの開き方

Wordを起動し、「ファイル」タブから「開く」を選択し、保存した文書を探して開きます。

「参照」を選択し、保存したフォルダ(ここではドキュメント)を開き、保存した文書を選択しダブルクリックします。

「開く」
「参照」
保存した文書を選択しダブルクリック

②「最近使ったファイル」からの開き方

Wordの起動画面や「ファイル」タブの「開く」に表示される「最近使ったファイル」リストから、文書を開けます。

「最近使ったファイル」リスト

③エクスプローラーからの開き方

Windowsの「エクスプローラー」(フォルダのアイコン)を開き、保存したフォルダ(「ドキュメント」等)から直接Wordファイルを探してダブルクリックで開きます。

「エクスプローラー」
保存したフォルダ
Word講座:シニア向けステップバイステップ学習
第1章:Wordの基本の「き」
第2章:文書を見やすく整えよう!文字の装飾と段落の設定
第3章:写真やイラストを挿入しよう!文書を彩る画像活用術
第4章:表を挿入して情報を整理しよう!
第5章:印刷する前に確認しよう!最終仕上げと印刷

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