Excel 2019 25．シニアの再就職に必須！Excelの基本操作と便利な関数をわかりやすく解説

近年、シニア世代の再就職が増える中で、パソコンスキル、とくに Excelの活用が求められる場面が多くなっています。

「事務職に挑戦したいけど、Excelが苦手…」「関数って難しそう…」そんな不安を感じていませんか？

実は、基本的な関数やデータ整理のコツを覚えるだけで、仕事の効率が大幅にアップします！

本記事では、 50代・60代の方でもすぐに使えるExcelの基本操作や便利な関数をわかりやすく解説します。

再就職やパート、事務作業のスキルアップを目指している方は、ぜひ最後までご覧ください！ 💡✨

初心者でも扱いやすく、実務で役立つ関数を厳選しました。

内容

1️⃣ 基本計算（SUM, AVERAGE, COUNT）
👉 データの合計、平均、件数を簡単に計算できます。

2️⃣ 条件付き計算（IF, COUNTIF, SUMIF）
👉 「売上が○円以上のデータだけを集計」などの条件付き計算に便利。

3️⃣ 検索・参照（VLOOKUP）
👉 顧客リストや商品リストから特定のデータを素早く検索できます。

4️⃣ 日付・時間計算（TODAY, NETWORKDAYS）
👉 年齢計算や勤務日数の計算など、日付データの処理に役立ちます。

5️⃣ データ整理（TEXT, CONCATENATE, TRIM）
👉 文字列を結合したり、不要なスペースを削除したりして、データを見やすく整理できます。

✅ シニア世代がExcelを学ぶポイント

💡 ゆっくり確実に覚える
👉 毎日少しずつ実際に手を動かして練習することが大切。
💡 無料の学習サイトやYouTubeを活用
👉 「Excel 初心者向け」などで検索すると、無料の教材が豊富にあります。
💡 実務を意識した学習
👉 実際の業務でよく使う機能（表作成・データ集計・印刷設定など）を中心に学ぶ。

1️⃣ 基本計算（SUM, AVERAGE, COUNT）

Excelの基本計算は、データの集計や分析に欠かせません。特に SUM（合計）・AVERAGE（平均）・COUNT（件数）は、シニア世代の方が再就職で事務職やデータ入力の仕事をする際に、最もよく使う関数です。

① SUM（合計を求める）

🔹 役割：指定した範囲の数値を合計する。

🔹 基本の書式：　

=SUM(範囲)

🔹 例：A2～A6の合計を求める

B2=SUM(A2:A6)

👉 結果（B2セル）：=SUM(A2:A6) → 7500

📌 ポイント

✅ オートSUM機能（ショートカット：Alt + Shift + =）を使うと一発で計算可能！

② AVERAGE（平均を求める）

🔹 役割：指定した範囲の数値の平均値を求める。

🔹 基本の書式：

=AVERAGE(範囲)

🔹 例：A2～A6の平均を求める

B2=AVERAGE(A2:A6)

👉 結果（B2セル）：=AVERAGE(A2:A6) → 84

③ COUNT（データの件数を数える）

🔹 役割：数値が入力されているセルの件数を数える。

🔹 基本の書式：

=COUNT(範囲)

🔹 例：A1～A5の数値の個数を数える

=COUNT(A2:A6)

👉 結果（B2セル）：=COUNT(A2:A6) → 4（空白セルはカウントされない）

📌 ポイント

✅ 文字や数値を含めたセルの個数を数えたい場合は COUNTA を使う！

=COUNTA(A2:A6)

✅ 特定の条件に合うデータだけをカウントしたい場合は COUNTIF を使う！

=COUNTIF(A2:A6, “>300”) → 300より大きい数をカウント

🎯 まとめ

Excelの基本関数をマスターすれば、再就職後の業務でもスムーズにデータ集計ができるようになります。まずは SUM・AVERAGE・COUNT を使って、実際にデータを入力して試してみましょう！ 😊

2️⃣ 条件付き計算（IF, COUNTIF, SUMIF）

Excelでは、特定の条件に基づいて計算を行う「条件付き計算」がよく使われます。

特に「IF」「COUNTIF」「SUMIF」は、業務でのデータ処理や分析に役立つ重要な関数です。

・IF（条件に応じて異なる結果を表示する）
・COUNTIF（条件に合うデータの件数を数える）
・SUMIF（条件に合うデータの合計を求める）

それぞれの使い方を詳しく解説します！

① IF（条件に応じて結果を変える）

🔹 役割：指定した条件を満たすかどうかを判定し、結果を変える。

🔹 基本の書式：

=IF(条件, 条件がTRUEのときの値, 条件がFALSEのときの値)

🔹 例：「80点以上なら”合格”、それ以外は”不合格”」と表示する

=IF(A1>=80, “合格”, “不合格”)

📌 ポイント

✅ 複数の条件を組み合わせる場合は AND や OR を使う！

=IF(AND(A1>=80, B1>=80), “合格”, “不合格”) → A列とB列が両方80以上なら合格

=IF(OR(A1>=80, B1>=80), “合格”, “不合格”)

→ A列かB列のどちらかが80以上なら合格

② COUNTIF（条件に合うデータの件数を数える）

🔹 役割：指定した条件に合うセルの数を数える。

🔹 基本の書式：

=COUNTIF(範囲, 条件)

🔹 例：「80点以上のデータの個数を数える」

=COUNTIF(A1:A5, “>=80”)

👉 結果：3（80以上の点数は3件）

📌 ポイント

✅ 特定の文字列をカウントする場合（「合格」の数を数える）

=COUNTIF(B1:B5, “合格”)

✅ ワイルドカード（* や ?）を使うと部分一致検索が可能！

=COUNTIF(A2:A5, “？社”) → 「○○社」で終わる社名の数をカウント

=COUNTIF(A2:A6, “A*C”) → 「A○C」のように2文字目が何でもOKなデータをカウント

③ SUMIF（条件に合うデータの合計を求める）

🔹 役割：特定の条件を満たすセルの値を合計する。

🔹 基本の書式：

=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)

🔹 例：「80点以上のデータの合計を求める」

=SUMIF(A2:A6, “>=80”, A2:A6)

👉 結果：275（100+85+90）

📌 ポイント

✅ 特定の商品カテゴリーの売上合計を求める場合

=SUMIF(A2:A7, “食品”, B2:B7)

👉 A列が「食品」の行だけを集計し、B列の売上を合計

✅ SUMIFSを使うと複数の条件を設定可能！

=SUMIFS(C1:C10, B1:B10, “食品”, D1:D10, “関東”)

👉 B列が「食品」、D列が「関東」の場合のみ、C列の売上を合計

🎯 まとめ

条件付き計算を活用すると、売上分析や成績評価、データのフィルタリングが簡単にできます！

Excelの業務でよく使われるので、ぜひ練習してみてください 😊

3️⃣ 検索・参照（VLOOKUP）

Excelでは、大量のデータの中から特定の値を素早く検索するために「検索・参照」関数がよく使われます。

特に「VLOOKUP」「XLOOKUP」は、顧客リスト、商品リスト、売上データなどを検索するときに便利な関数です。

① VLOOKUP（縦方向に検索して値を取得する）

🔹 役割：指定した値を「縦方向（列）」に検索し、対応するデータを取得する。

🔹 基本の書式：

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)

🔹 引数の意味

・検索値：探したい値（例：商品コードや社員IDなど）
・範囲：検索対象のデータ範囲（検索する表）
・列番号：検索範囲内の「何列目」の値を取得するか（左から数える）
・検索方法：「FALSE」（完全一致）or「TRUE」（近似一致）

🔹 例：商品リストから価格を検索する

👉 A002（みかん）の価格を検索する

=VLOOKUP(“A002”, A2:C4, 3, FALSE)

結果 → 120（A002の価格）

📌 VLOOKUPのポイント

✅ 検索するデータのキー（検索値）は一番左の列に置く！
✅ 検索方法は「完全一致（FALSE）」を使うことが多い！
✅ 範囲を「$A$2:$C$4」のように絶対参照にするとコピー時に便利！

🎯 VLOOKUP

🎯 まとめ

✅ VLOOKUP は初心者向けで、簡単なデータ検索に適している。

これらの関数をマスターすれば、データの検索・分析がスムーズになります！ 😊

4️⃣ 日付・時間計算（TODAY, DATEDIF, NETWORKDAYS）

Excelでは、日付や時間を扱うことが多く、「今日の日付」「2つの日付の差」「営業日数の計算」などを行うときに便利な関数があります。

特に「TODAY」「DATEDIF」「NETWORKDAYS」は、勤怠管理、プロジェクト管理、請求書作成、シフト管理などでよく使われます！

① TODAY（今日の日付を取得する）

🔹 役割：今日の日付を自動的に取得する。

🔹 基本の書式：

=TODAY()

👉 今日の日付が表示される（例：2025/03/21）

✅ Excelを開くたびに自動更新される！
✅ 日付の計算に応用可能！

🔹 応用例

② NETWORKDAYS（営業日数を計算する）

🔹 役割：開始日から終了日までの「土日を除いた営業日数」を計算する。

✅ 会社の勤務日数、納期管理、プロジェクト進捗に便利！

🔹 基本の書式：

=NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祝日リスト])

・開始日：計算を開始する日
・終了日：計算を終える日
・祝日リスト（省略可）：休業日を指定できる（例：祝日を除く）

🔹 例：4/1～4/30の営業日数を求める

=NETWORKDAYS(DATE(2025,4,1), DATE(2025,4,30))

👉 結果：21営業日（4月の土日を除いた日数）

🔹 例：祝日を考慮する

4月の営業日数（祝日を考慮）

=NETWORKDAYS(DATE(2025,4,1), DATE(2025,4,30), A1:A3)

👉 結果：21営業日（4/29を除外）

🎯 まとめ

✅ これらの関数を覚えると・・・

✔ 勤怠管理（勤務日数・年齢計算）が簡単になる！
✔ 納期管理・スケジュール管理（営業日数計算）がスムーズに！
✔ 社内の業務効率がアップ！

💡 Excelの日付関数を活用して、業務をもっと便利にしましょう！ 😊

5️⃣ データ整理（TEXT, CONCATENATE, TRIM）

Excelでは、データを見やすく整えたり、複数のセルを結合したりする場面がよくあります。

特に「TEXT」「CONCATENATE」「TRIM」は、データのフォーマット統一や整形、レポート作成などに役立つ関数です！

① TEXT（数値や日付を指定の書式で表示する）

🔹 役割：数値や日付を指定したフォーマットに変換する

🔹 基本の書式：

=TEXT(値, “表示形式”)

🔹 よく使う表示形式

🔹 例：請求書の金額を「¥1,234,567」と表示する

=TEXT(A1, “¥#,###”)

👉 結果：¥1,234,567

✅ 日付や数値を見やすく整えるのに便利！
✅ 請求書、レポート作成、カレンダー表示などに活用！

② CONCATENATE（複数のセルを結合する） → 新しい「TEXTJOIN」「CONCAT」も紹介！

🔹 役割：複数のセルの文字列を結合する（テキスト結合）

🔹 基本の書式（旧関数：Excel 2019以前）

=CONCATENATE(文字列1, 文字列2, …)

🔹 新しい関数（Excel 2019以降）：CONCAT と TEXTJOIN

=CONCAT(文字列1, 文字列2, …)

=TEXTJOIN(区切り文字, 空白無視, 文字列1, 文字列2, …)

🔹 例：名前を「姓・名」の形で結合する

🔹 スペースを入れる場合

=A3 & ” ” & B3

👉 結果：「山田　花子」

✅ 「&」を使うとシンプルでわかりやすい！
✅ 複数のデータを1つのセルにまとめるときに便利！

🔹 例：住所の結合（都道府県＋市区町村＋番地）

=CONCAT(A2,B2,C2)

🔹 カンマで区切る場合

=TEXTJOIN(“, “, TRUE, A1, B1, C1)

👉 結果：「東京都, 新宿区, 1-1-1」

✅ TEXTJOIN は複数のセルを「, 」や「 / 」などで区切って結合できる！
✅ TEXTJOIN(“”, TRUE, A1:C1) なら空白セルを無視できる！

② TRIM（不要なスペースを削除する）

🔹 役割：文字列の前後にある余分なスペースを削除する

🔹 基本の書式：

=TRIM(文字列)

🔹 例：スペースの入った文字列を整える

✅ 「見た目ではわからない不要なスペース」も削除！
✅ データ整理・検索の精度向上に必須！

🎯 まとめ

🎯 これらの関数を使うと…

✅ 見やすいデータに整形できる！（請求書やレポートの作成に便利）
✅ 複数のデータを1つにまとめられる！（フルネーム・住所結合など）
✅ 不要なスペースを削除し、データの検索や整理がスムーズに！

💡 データ整理のコツをマスターして、Excel作業をもっと効率化しましょう！

シニア世代の再就職において、Excelの基本操作や便利な関数を使いこなせることは大きな強みになります。

今回紹介した TEXT・CONCATENATE・TRIM などのデータ整理関数を活用すれば、作業がスムーズになり、職場での評価もアップするでしょう。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し使うことで自然と身につきます。少しずつ学びながら、無理なくスキルアップを目指しましょう！

再就職や仕事のスキルアップに向けて、Excelを味方につけて自信を持ってチャレンジしてみてください！ 💡✨