Excel 2019 21．初心者向け：ボタンを作ってマクロを簡単に使う手順

１．マクロとその基本的な利点の説明

・マクロとは何か
・どのような作業を自動化できるのか
・シニア初心者にとってのメリット

２．ボタンを作ってマクロを使う手順

・「開発」タブを表示する
・ボタンを作成する手順（ステップバイステップ）
・ボタンにマクロを割り当てる方法
・ボタンの編集
・ワンクリックでマクロを実行する実例
・図形でボタンを作る方法

３．マクロを使う際の注意点と活用法

・マクロの安全な使い方
・シニアに役立つ活用シーン
・マクロを使う上での注意点（ウイルスのリスクなど）

１．マクロとその基本的な利点の説明

マクロとは？作業を自動化してもっと簡単に

Excelのマクロとは、繰り返し行う作業を自動化できる非常に便利な機能です。たとえば、毎日の売上入力や計算、特定の書式設定を何度も手作業で行うと、時間がかかってしまいます。しかし、マクロを使うことで、そうした作業を一度記録し、以後はボタン一つで自動的に実行できるようになります。

シニアの方にとってのマクロのメリット

マクロは、特にExcelの作業に慣れていないシニア初心者にとっても役立つツールです。毎回同じ操作を覚えて繰り返す必要がなくなるため、作業の時間が短縮され、間違いも少なくなります。

２．ボタンを作ってマクロを使う手順

ボタンを作成してマクロを使う具体的な方法

マクロを使って自動化することは、Excelをさらに便利に活用するための重要なステップです。特に、ボタンを使ってマクロを実行する方法は、初心者でも簡単にできるのでおすすめです。以下のステップで進めてみましょう。

２-１「開発」タブを表示する

Excelを開いて、「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」から「開発」を有効にします。これで「開発」タブが表示されます。

２-２ボタンを挿入する

「開発」タブの「挿入」から「ボタン (フォームコントロール)」を選び、シート上にドラッグしてボタンを配置します。

２-３マクロをボタンに割り当てる

ボタンを配置すると自動で「マクロの指定」ウィンドウが開きます。ここで作成したマクロを選択し、ボタンに割り当てます。

２-４ボタンの編集

ボタン名の編集

ボタンの上で右クリックし、【テキストの編集】を選ぶと名前の変更ができます。

サイズの変更

ボタンをクリックして、表示される小さな丸いハンドルをドラッグします。

ボタンの移動

ボタンの上で右クリックし動かします。移動させたら、【ここに移動】を選びます。

２-５ボタンを押してマクロを実行する

ボタンに名前（例：「合計金額」）をつけ、クリックするだけでマクロが実行されるようになります。

２－６図形でボタンを作る方法

図形ボタンのメリットは、見た目を自由に調整できるので、操作しやすいデザインに変更でき、目立ちやすく、視覚的にクリックしやすく使いやすいでしょう。

①　図形を作成します。

②　図形を右クリックして「テキストの編集」を選び、「合計金額」と入力します。

③　サイズを変更して場所を移動させます。

④　図形を右クリックし、メニューの中から「マクロの登録」を選びます。

⑤　マクロを選んで、【OK】をクリックします。

３．マクロを使う際の注意点と活用法

マクロの安全な使い方

マクロは便利ですが、使い方には注意が必要です。特にインターネットや他の人から受け取ったファイルに含まれるマクロは、ウイルスなどのリスクがあるため、信頼できるソースからのみ使用するようにしましょう。

シニアの方におすすめの活用シーン

例えば、家計簿の管理や毎月のデータ集計など、定期的に行う作業にはマクロが非常に役立ちます。簡単なボタン操作でこれらの作業を一瞬で終わらせることができるため、日常生活での利用もどんどん広がるでしょう。

まとめ

Excel 2019のマクロ機能を使えば、面倒な繰り返し作業を一瞬で自動化することができます。特に、ボタンを設定してマクロを実行する方法は初心者でも簡単に取り組めます。この記事では、シニアの方でも安心して始められるよう、具体的な手順を紹介しました。ボタン一つでExcel作業が劇的にスムーズになるので、ぜひ試してみてください。